RSCALC

製品概要

「RSCALC」は、電源 PAD などからの抵抗値計算や指定した2点間の抵抗値計算に加え、電流密度や電流値、電位などといった計算も高速に行う「高速抵抗値計算&解析ツール」です。抵抗値計算の結果はカラーマップ(分布図)としてICデザイン視覚検証システム「LAVIS-plus」上に表示することができるため、視覚的かつ直観的に抵抗箇所の確認と解析を行うことが可能です。

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  • 独自の計算手法とマルチスレッド対応により、高速な抵抗値計算を実現。
  • ネットリストが不要で設計の途中段階でも電源線の確認が可能。

動作環境

OS バージョン アーキテクチャ
Linux Kernel 2.6.32 以上、glibc 2.12 以上
RedHat Enterprise Linux 6 以降
x86_64 (64bit)

主な機能

抵抗値計算と表示

LAVIS-plus の高速表示機能を利用し、抵抗値に異常がある箇所や値をカラーマップで瞬時に把握することができます。指定した2点間の合成抵抗値計算や、最小抵抗経路の表示も可能です。

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電流密度・電流値と表示

電流密度や電流値を計算し、カラーマップで表示することができます。また、電流源をネット上に配置し、指定した時刻の値や複数の時刻の平均値、ピーク値を計算し、負荷の高い箇所を特定することも可能です。

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電位計算と表示

電位を計算し、カラーマップで表示することができます。また、指定した時刻の値や複数の時刻の平均値、ピーク値による絞り込みにより、負荷の高い箇所を特定することができます。

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配線長計算と表示

PAD からの配線長を計算し、カラーマップで表示することができます。また、最短経路を表示することも可能です。

許容電流値・許容電流密度計算と表示

配線幅を許容電流値に置き換えてカラーマップで表示し、配線幅ベースで負荷箇所を特定することが可能です。また、隣接する図形の許容電流値の差分をカラーマップで表示し、幅が極端に細くなっているなど、変化している箇所を容易に見つけることもできます。

他多数